【初心者向けVol.24】気になるルールや能力を紹介! in サガプラネッツ1.0 後編
みなさんこんにちは、デッキラボ研究員です。
前回に引き続き、初心者目線で気になるルールや能力について、
「Ver.サガプラネッツ 1.0」で登場したカードを例に紹介していきます。
今回は【宙属性】、【日属性】です。
それでは、いってみましょう!!
「Ver.サガプラネッツ 1.0」のカードリストはこちらからチェック!
https://lycee-tcg.com/card/?
【宙属性編】
・[チャージ]と登場した時に誘発する能力の優先順位は?
《アクティ部 小日向 響》は[誘発]能力により登場したときに1枚ドローすることができるキャラです。
それと同時に[チャージ:2]も持っているので、登場したときにできることが2つあります。
どちらから処理していくのが正しいのでしょうか。
前回解説した、同じタイミングで複数の能力が誘発した場合と同様に、こちらもターンを進行しているプレイヤーが解決の順番を選ぶことができます。
[リカバリー]なども同様のタイミングになるので、もし一度の解決の際に順番により有利になれる状況があれば、積極的に狙っていきましょう!
・能力が使えなくなる条件の違いって何?
《天文少女 天ヶ瀬 奈月》の[宣言]能力はゴミ箱のカードを除外して、ゴミ箱から指定されたキャラを手札に入れる能力です。
しかしこのような強力な能力にはしばしば「この能力は失われる」という一文がついています。
では、その能力が失われるのはいつまでなのでしょうか。
《天文少女 天ヶ瀬 奈月》の[宣言]能力のように「この能力は失われる」という一文がついているものは、特にいつまでと指定がない場合はそのキャラがフィールドにいる限りずっとその能力は失われる形になります。
《マイ、トゥルーストーリー シロクマ》の[誘発]能力に見られるような「この能力は相手ターン終了時まで失われる」という指定のキャラもいるので、《天文少女 天ヶ瀬 奈月》に見られるような[宣言]能力との違いをしっかりと確認しておきましょう。
《マイ、トゥルーストーリー シロクマ》の[宣言]能力には「1回まで使用可能」というテキストがあり、こちらも同様にそのキャラがフィールドにいる限り1回までしか使用できないという制限が付くものです。
ではこの「この能力は失われる」と「1回まで使用可能」というのは、どういった違いがあるのかというと、「この能力は失われる」という能力は解決が成功した場合に制限されるもので、「1回まで使用可能」は1回でも能力の宣言を行った時点で成功、失敗関係なく使用した扱いになる点です。間違えやすいルールなので覚えておきましょう!
また、これらの能力は使用した後になんらかの形でフィールドを離れ、それ以降に再び登場した場合は同じ能力を使用することが可能です。
《バニッシュ コノハサクヤ》のような「ゲーム中1回まで使用可能」という指定の能力もあります。
こちらはフィールドから離れ、再び登場したとしても、そのゲーム中に同じ能力を使用することはできないため、さらに厳しい制限のついたものと言えます。
・能力の対象って?
《有瀬宗家の娘 有瀬 かぐや》には相手キャラに能力値修正をする[誘発]能力と、味方キャラをデッキの下に置き2枚ドローする[宣言]能力があります。
なぜ2つの能力はキャラに絡んだ能力なのに、[宣言]能力は黄色の文字でキャラを指定しているのでしょうか。
これは黄色の文字が対象の指定をして能力を宣言しているからになります。
対象を指定していることにより起きることは、この能力の解決の前に対応で、指定されていたキャラがフィールドから離れると、対象を失い能力を解決できないことがあるというものです。
《有瀬宗家の娘 有瀬 かぐや》の[宣言]能力に《根本主義者 ヨブ》の[宣言]能力が対応で宣言される場合の例を見てみましょう。
《有瀬宗家の娘 有瀬 かぐや》の[宣言]能力の使用を宣言し、味方の元のDMGが3以上でコストが3点以上の味方キャラ1体を対象に指定します。
ここで相手の《根本主義者 ヨブ》の[宣言]能力が対応で使用され、解決に移り、先ほど対象に指定した味方のキャラが破棄されました。
すると本来であれば次に解決するはずの《有瀬宗家の娘 有瀬 かぐや》の[宣言]能力はデッキの下に置くべき対象に指定したキャラがいないため解決できませんので、そのまま失敗になり2枚ドローは起きずに、失敗したため能力は失われない、という形になります。
【日属性編】
・対象を取らない[誘発]への対処方法は?
《進路指導委員長 東雲 希》は登場したときに味方キャラが4体以上いる場合1枚ドローする[誘発]能力があります。
《有瀬宗家の娘 有瀬 かぐや》で対象の解説をしましたが、こちらは宣言に対応されない[誘発]能力です。
では、こちらの[誘発]能力は止められてしまうことはないのでしょうか。
キャラクターが登場して、そのときに誘発した能力には宣言で対応を挟むことはできません。
しかし、登場の宣言に対しては宣言をすることができます。
この場合3体すでに出ているときに《進路指導委員長 東雲 希》が登場の宣言をしたのであれば、キャラを破棄するカードで3体のうち1体をフィールドから離してしまえば、《進路指導委員長 東雲 希》の登場を解決したときにはキャラが減って合計3体になっているはずなので、ドローする効果は誘発しなくなるでしょう。
したがって、[誘発]能力の条件次第では対処することが可能です!
・埋まったフィールドは好きに自分から破棄できないの?
《ダメ人間製造機 花咲 ののか》には味方キャラを破棄したときに味方キャラに能力値修正を与える能力があります。
味方キャラを破棄したときという条件を満たすのは、基本的にはバトルによって倒されるときや、能力によって破棄されるときです。
ルール上、好きにキャラを場から破棄して入れ替えることはできません。
能力を使い切ったキャラを破棄したいときや、すでにフィールドにいる同名のキャラを出し直したいときなどは困ることもあると思います。
相手によってはバトルで破棄したくても、上手く止められフィールドを空けさせてくれずに、厳しいゲーム進行になることがあるでしょう。
そういうときには、自分からキャラを破棄する手段として、キャラの能力を活用するのも一つの手段です。
《恋人候補 不知火 祈》は[エンゲージ]を持ち、フィールドの味方キャラを破棄しながら登場することができ、そのまま自身の能力に使うための[チャージ:2]を得ることができます。
必要のなくなったキャラを破棄しつつ、メリットを得られるため強力なキャラと言えるでしょう。
また《怪盗部ファッションリーダー 本郷 虹夢》は1度きりの[コスト]能力を持ちつつ、味方キャラを隣接したフィールドに登場させたときにドローする能力があり、さらに登場させたキャラがDFキャラだった場合2度目の能力を使用したときだったのなら、自身が破棄されます。
使い切りの能力と、自分から破棄でいなくなることができるというのは非常に噛合ったスマートなキャラです。
このように能動的に味方のキャラを破棄する方法もしっかりとあります。
攻撃やサポートをした後のキャラを破棄して、空いたフィールドにキャラを登場させたり、[ステップ]などで移動させたりしても動きの幅が広がり、状況に応じて上手く活用していければ勝利に近付くことができるでしょう!
もちろん、手札を消費してキャラを登場させていっている都合上、考えなしに動かしているとキャラが出せなくなり不利になってしまうため要注意です。
・[手札宣言能力]を使うカードはどこに行くの?
《盗人を盗む盗人 石川 弥栄》や《世界的名探偵 シャルロット・ディ・カーブホーン・イェーズ》には[手札宣言能力]があり、この能力はフィールドではなく、手札から能力を使用します。
では一体この能力、宣言したら厳密にはどこへ行き、どこで能力が解決されるのでしょうか。
[手札宣言能力]の宣言を行うと、コストにするカードと共に宣言状態カード置き場へ置き、その後コストにするカードを破棄し、相手の対応へと移行し解決を進め、[手札宣言能力]を宣言したカードがそのカードの解決時に破棄されてゴミ箱へ置かれる形になります。
つまり、イメージ的には使用を宣言した[手札宣言能力]のカードは解決時にはゴミ箱ですが、自分と相手の対応の宣言タイミングには手札でもゴミ箱でもない領域にあるという状態です。
いかがだったでしょうか?
今回は「初心者目線で気になるルールや能力」についてご紹介しました。
もっと詳しいルールが知りたい方は以下のURLをチェックしてみてください。
https://lycee-tcg.com/rule/
今回も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
それでは、次回もお楽しみに!
前回に引き続き、初心者目線で気になるルールや能力について、
「Ver.サガプラネッツ 1.0」で登場したカードを例に紹介していきます。
今回は【宙属性】、【日属性】です。
それでは、いってみましょう!!
「Ver.サガプラネッツ 1.0」のカードリストはこちらからチェック!
https://lycee-tcg.com/card/?
【宙属性編】
・[チャージ]と登場した時に誘発する能力の優先順位は?
《アクティ部 小日向 響》は[誘発]能力により登場したときに1枚ドローすることができるキャラです。
それと同時に[チャージ:2]も持っているので、登場したときにできることが2つあります。
どちらから処理していくのが正しいのでしょうか。
前回解説した、同じタイミングで複数の能力が誘発した場合と同様に、こちらもターンを進行しているプレイヤーが解決の順番を選ぶことができます。
[リカバリー]なども同様のタイミングになるので、もし一度の解決の際に順番により有利になれる状況があれば、積極的に狙っていきましょう!
・能力が使えなくなる条件の違いって何?
《天文少女 天ヶ瀬 奈月》の[宣言]能力はゴミ箱のカードを除外して、ゴミ箱から指定されたキャラを手札に入れる能力です。
しかしこのような強力な能力にはしばしば「この能力は失われる」という一文がついています。
では、その能力が失われるのはいつまでなのでしょうか。
《天文少女 天ヶ瀬 奈月》の[宣言]能力のように「この能力は失われる」という一文がついているものは、特にいつまでと指定がない場合はそのキャラがフィールドにいる限りずっとその能力は失われる形になります。
《マイ、トゥルーストーリー シロクマ》の[誘発]能力に見られるような「この能力は相手ターン終了時まで失われる」という指定のキャラもいるので、《天文少女 天ヶ瀬 奈月》に見られるような[宣言]能力との違いをしっかりと確認しておきましょう。
《マイ、トゥルーストーリー シロクマ》の[宣言]能力には「1回まで使用可能」というテキストがあり、こちらも同様にそのキャラがフィールドにいる限り1回までしか使用できないという制限が付くものです。
ではこの「この能力は失われる」と「1回まで使用可能」というのは、どういった違いがあるのかというと、「この能力は失われる」という能力は解決が成功した場合に制限されるもので、「1回まで使用可能」は1回でも能力の宣言を行った時点で成功、失敗関係なく使用した扱いになる点です。間違えやすいルールなので覚えておきましょう!
また、これらの能力は使用した後になんらかの形でフィールドを離れ、それ以降に再び登場した場合は同じ能力を使用することが可能です。
《バニッシュ コノハサクヤ》のような「ゲーム中1回まで使用可能」という指定の能力もあります。
こちらはフィールドから離れ、再び登場したとしても、そのゲーム中に同じ能力を使用することはできないため、さらに厳しい制限のついたものと言えます。
・能力の対象って?
《有瀬宗家の娘 有瀬 かぐや》には相手キャラに能力値修正をする[誘発]能力と、味方キャラをデッキの下に置き2枚ドローする[宣言]能力があります。
なぜ2つの能力はキャラに絡んだ能力なのに、[宣言]能力は黄色の文字でキャラを指定しているのでしょうか。
これは黄色の文字が対象の指定をして能力を宣言しているからになります。
対象を指定していることにより起きることは、この能力の解決の前に対応で、指定されていたキャラがフィールドから離れると、対象を失い能力を解決できないことがあるというものです。
《有瀬宗家の娘 有瀬 かぐや》の[宣言]能力に《根本主義者 ヨブ》の[宣言]能力が対応で宣言される場合の例を見てみましょう。
《有瀬宗家の娘 有瀬 かぐや》の[宣言]能力の使用を宣言し、味方の元のDMGが3以上でコストが3点以上の味方キャラ1体を対象に指定します。
ここで相手の《根本主義者 ヨブ》の[宣言]能力が対応で使用され、解決に移り、先ほど対象に指定した味方のキャラが破棄されました。
すると本来であれば次に解決するはずの《有瀬宗家の娘 有瀬 かぐや》の[宣言]能力はデッキの下に置くべき対象に指定したキャラがいないため解決できませんので、そのまま失敗になり2枚ドローは起きずに、失敗したため能力は失われない、という形になります。
【日属性編】
・対象を取らない[誘発]への対処方法は?
《進路指導委員長 東雲 希》は登場したときに味方キャラが4体以上いる場合1枚ドローする[誘発]能力があります。
《有瀬宗家の娘 有瀬 かぐや》で対象の解説をしましたが、こちらは宣言に対応されない[誘発]能力です。
では、こちらの[誘発]能力は止められてしまうことはないのでしょうか。
キャラクターが登場して、そのときに誘発した能力には宣言で対応を挟むことはできません。
しかし、登場の宣言に対しては宣言をすることができます。
この場合3体すでに出ているときに《進路指導委員長 東雲 希》が登場の宣言をしたのであれば、キャラを破棄するカードで3体のうち1体をフィールドから離してしまえば、《進路指導委員長 東雲 希》の登場を解決したときにはキャラが減って合計3体になっているはずなので、ドローする効果は誘発しなくなるでしょう。
したがって、[誘発]能力の条件次第では対処することが可能です!
・埋まったフィールドは好きに自分から破棄できないの?
《ダメ人間製造機 花咲 ののか》には味方キャラを破棄したときに味方キャラに能力値修正を与える能力があります。
味方キャラを破棄したときという条件を満たすのは、基本的にはバトルによって倒されるときや、能力によって破棄されるときです。
ルール上、好きにキャラを場から破棄して入れ替えることはできません。
能力を使い切ったキャラを破棄したいときや、すでにフィールドにいる同名のキャラを出し直したいときなどは困ることもあると思います。
相手によってはバトルで破棄したくても、上手く止められフィールドを空けさせてくれずに、厳しいゲーム進行になることがあるでしょう。
そういうときには、自分からキャラを破棄する手段として、キャラの能力を活用するのも一つの手段です。
《恋人候補 不知火 祈》は[エンゲージ]を持ち、フィールドの味方キャラを破棄しながら登場することができ、そのまま自身の能力に使うための[チャージ:2]を得ることができます。
必要のなくなったキャラを破棄しつつ、メリットを得られるため強力なキャラと言えるでしょう。
また《怪盗部ファッションリーダー 本郷 虹夢》は1度きりの[コスト]能力を持ちつつ、味方キャラを隣接したフィールドに登場させたときにドローする能力があり、さらに登場させたキャラがDFキャラだった場合2度目の能力を使用したときだったのなら、自身が破棄されます。
使い切りの能力と、自分から破棄でいなくなることができるというのは非常に噛合ったスマートなキャラです。
このように能動的に味方のキャラを破棄する方法もしっかりとあります。
攻撃やサポートをした後のキャラを破棄して、空いたフィールドにキャラを登場させたり、[ステップ]などで移動させたりしても動きの幅が広がり、状況に応じて上手く活用していければ勝利に近付くことができるでしょう!
もちろん、手札を消費してキャラを登場させていっている都合上、考えなしに動かしているとキャラが出せなくなり不利になってしまうため要注意です。
・[手札宣言能力]を使うカードはどこに行くの?
《盗人を盗む盗人 石川 弥栄》や《世界的名探偵 シャルロット・ディ・カーブホーン・イェーズ》には[手札宣言能力]があり、この能力はフィールドではなく、手札から能力を使用します。
では一体この能力、宣言したら厳密にはどこへ行き、どこで能力が解決されるのでしょうか。
[手札宣言能力]の宣言を行うと、コストにするカードと共に宣言状態カード置き場へ置き、その後コストにするカードを破棄し、相手の対応へと移行し解決を進め、[手札宣言能力]を宣言したカードがそのカードの解決時に破棄されてゴミ箱へ置かれる形になります。
つまり、イメージ的には使用を宣言した[手札宣言能力]のカードは解決時にはゴミ箱ですが、自分と相手の対応の宣言タイミングには手札でもゴミ箱でもない領域にあるという状態です。
いかがだったでしょうか?
今回は「初心者目線で気になるルールや能力」についてご紹介しました。
もっと詳しいルールが知りたい方は以下のURLをチェックしてみてください。
https://lycee-tcg.com/rule/
今回も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
それでは、次回もお楽しみに!